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IPM協議会

IPM協議会

農薬だけに頼らない、総合的な病害虫の管理について学ぶ場として、私達は「IPM協議会」という勉強会を運営しています。
この会では、研究会や視察のほか、情報送付も行っています。作物や地域を超えて、様々な生産者の方々の交流の場にもなっており、大変有意義であるとの評価 を頂いております。

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総合的に病害虫を管理する

「IPM」は、Integrated Pest Managementのそれぞれの単語の頭文字をとり、名づけました。意味は「総合的病害虫・雑草管理」です。
IPMは、利用可能なすべての防除技術を経済性を考慮しつつ慎重に検討し、病害虫・雑草の発生増加を抑えるための適切な手段を総合的に講じるものです。

化学農薬は、病害虫や病気の予防や対策、除虫や除草の簡素化、農作物の安定供給・長期保存など、様々な分野で私達を助けてくれます。
ですが、化学農薬だけに頼りすぎた防除には、

  • 薬剤抵抗性をもった害虫や病原菌の発生
  • 殺虫剤によって天敵昆虫などもいなくなってしまい、逆に害虫の大発生を招く(リサージェンス)
  • 農薬散布回数が多くなり、労力がかかる

などといった問題点もあります。

そこで、化学農薬も含め有効な方法を総合的に取り入れて病害虫を抑えようという発想からIPMが生まれました。

  • 光を利用した病害抑制
    光を利用した病害抑制
  • バンカープランツ(天敵温存植物)を利用した天敵の定着促進
    バンカープランツ(天敵温存植物)を
    利用した天敵の定着促進

IPM協議会は生産品目を越え、様々な活動を通じて技術や知識を共有します

この協議会は、病害虫・雑草の総合的な防除及びより安全・安心な農産物の生産を目指してIPM(総合的病害虫・雑草管理)の技術習得を図るとともに、新たな流通ルートの探索等を行い、農業経営の健全な発展に資することを目的としています。

活動内容

  • 研修会、研究会(年に1~2回)
    化学農薬・生物農薬・肥料のメーカーや試験場の研究員などを講師に招いて 講習を受けたり、事務局から試験事例の報告などをしています。
    また、消費者や流通関係者との交流会や、流通関係の研修会を開催しています。

  • 現地研修会(年に1回程度)
    試験場やメーカーの研究圃場、会員生産者の圃場での研修や、先進産地の視察などを行っています。

  • 情報送付(月に1回程度)

    事務局から、情報誌やメーカーからの情報、県からの病害虫発生予察情報や試験報告、新農薬の情報などで役立ちそうな情報を抜き出して綴り、会員に送付しています。

会員状況

会員数 37名 (2017年8月31日現在)
(イチゴ 20名、トマト・ミニトマト 4名、ナス 8名、 ぶどう 2名、葉菜類 1名、指導員4名)

会費

生産者・指導者会員 2,000円/年

事務局

山陽薬品株式会社 技術開発部

  • 肥料メーカー研究圃場の視察
    肥料メーカー研究圃場の視察
  • 会員圃場の視察
    会員圃場の視察
  • 天敵メーカーからの説明
    天敵メーカーからの説明
  • 事務局からの事例紹介
    事務局からの事例紹介

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技術開発部が担当します

  • 農薬や肥料の試験結果の説明会
  • 病害虫防除暦の作成、天敵昆虫・受粉昆虫の利用サポート
  • 農薬だけに頼らない農業の学びの場、IPM協議会

お気軽にご相談・ご質問ください。

山陽薬品株式会社 技術開発部

TEL : 086-293-1651
FAX : 086-292-0359

営業時間 8:30~17:30(土・日・祝祭日除く)

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